バブルの崩壊で一度、事業に失敗し、しばらく何もしないでいたところ、昔の恩人の世話で、もう一度、一からやり直す気持ちが芽生えました。

そして、一から身体を動かす仕事がしたくなり、人材派遣の会社に登録し、ある大手運送会社で働くことにしました。徐々に仕事にも慣れて、現場の管理を任されるようにもなりました。その後、人材派遣会社の営業として働くようになり、クライアントであった物流業界の業務に携わり、1つの物流業務に複数の会社が介在し多段階になっていることに疑問を持ち始めました。それがきっかけとなり、新しいビジネスモデルとして、物流の一括請負を専門に手がける会社を設立することにしました。
目先の売り上げに走ったりせず、荷主となっている企業にいかにアプローチして顧客を獲得していくかを一生懸命に考えました。そして、非常に遠回りをしましたが、今では物流に特化したノンアセットの総合物流アウトソーシング会社の草分け的存在として頑張っています。
現代社会では、人との関わりといったコミュニケーションの苦手な人がたくさんいます。けれども、人間関係なくして仕事は成り立ちません。自分よりも年上でも年下でも分け隔てなく、誰とでも円滑なコミュニケーションを行う必要があります。専門的な知識はもちろんのこと、人との付き合い方など、コミュニケーション能力を身につけてほしいと、“物流道場”を開設しました。実務研修やセミナーなどを実施し、脱フリーターを積極的に支援し、物流を通して人を育てていきたいと考えています。石の上にも三年ということわざもありますが、みなさんも学ぶことを忘れず、辛いとき、苦しいときには、耐え忍ぶだけではなく、どうすれば抜け出せるかをよく考えて行動できるようになることが大事です。