幼少の頃はおとなしい子どもでした。小学校の時に東京オリンピックが開催され、とても感動したことを覚えています。当時の体操日本代表に憧れて、鉄棒に夢中になりました。やがて高校に進学すると、体操部に入部。当時のキャプテンは、非常に厳しい人でした。ただ、目上の方、周りの人に対する気遣いは徹底していましたね。キャプテンから言われたことは、当時はピンと来なかったものの、社会人になってから実感することばかりでした。彼からもらった手紙は今でも大切に保管しています。
大学卒業後は、日産自動車に就職。理由は、自動車がとにかく好きだったから。また、当時はオイルショックがあったにも関わらず、自動車業界の回復の速さには目を見張るものがあったのです。日産に就職してからは、トランスミッションの設計を担当し、設計者として感じた厳しさは大変ためになる経験でした。日産に4年間勤めた後、リンナイへ入社。日産にいた方が安泰だとも思いましたが、チャレンジしたいという気持ちが強く、転職を決意しました。

リンナイへ入社してからは、とにかく様々な職種を経験しました。何事も実際に現場にいってみないと何も分からないと思っていましたから・・・。ただ、現場でした経験に無駄なものはひとつもなく、その後の私を救うことになったことは言うまでもありません。社長に就任してからは、プレッシャーを感じることもありましたが、同じ考え方を共有する経営陣の支えもあり、乗り越えることができました。そのようなメンバーに出会えたことは、とても幸せです。
社員を含め、若者の皆さんにお伝えしたいのは、同じところに留まっていても仕方ないということ。常に時代は変化しています。その中で、いろんなことを経験していただきたいと思います。「こういう仕事は難しいから・・・」と、避けたいと感じることもあるかもしれません。ただ、肌で感じること、恐れずに新しい体験を積み重ねていくことというのが、非常に大切なことなのです。今ダメだと思っていても、また環境はいずれ変わるもの。前向きな気持ちで何事にもチャレンジしていってください。