「あなたがテレビで話しているのは不思議」と、私を昔から知る人には言われるほど、ごくごく普通の子供でした。特に目立ったり、変わったことをしたりすることもありませんでしたね。そして大学に入る頃、理由があったわけでもないのですが「英語」に興味が湧きはじめました。大学近くで開催されていた『大阪万博』に、英会話を楽しむためだけに20回近くも通ったり、卒業後は英語を使える貿易部のある会社に就職したり。とにかく「英語」に関わっていたかったですね。そして23歳の時に8ヶ月間、ヨーロッパ各国を回ることになりました。当時はまだ冷戦も厳しい時代。日本とは違った環境、街並み、物事の考え方に触れたのはすごくいい経験でした。

その後、会社を退職し、長崎・平戸の実家が経営する写真店を手伝うことになります。そこで仕事を手伝ううちに写真の面白さや経営に目覚めていき、そのうち佐世保に支店を出すまでになりました。 「もっと店の宣伝が出来ないか?」と考えていたそんなあるとき、地元のラジオで商品の紹介をしました。すると驚くほどの反響でした。それをきっかけにメディアの凄さを知り、テレビや新聞折り込み、インターネットなどへと拡大したのが、現在のジャパネットたかたへと繋がっていきます。
現在、ジャパネットたかたでは商品仕入れから媒体制作、受注、アフターフォローまで核となる部分は全て自社で行っています。アウトソーシングするという手段もあるのですが、 「お客様に対する責任」のため、ジャパネットたかたのマインドを持つ社員が自分たちの手で行っています。
今の世の中は便利になりすぎている部分もあります。ネットや携帯電話、テレビゲーム・・・。便利さが「想像力」を壊しているかもしれません。そんな世の中で皆さんは何をすればよいか。まずは「今」をひとつひとつ積み上げていくのが大切だと思います。「10年後、20年後、どうなっているか?」は考えても分かるものではありません。先を考え不安に思っても何も進みません。まずは1つずつ。目の前にある課題に取り組むこと。「思いつきの行動」でもいいんです。それが将来にきっと繋がりますから。