人生のターンニングポイントは、高校時代のイタリア留学。2年間にわたって世界70ヵ国の仲間と寮生活をしていたのですが、みんな夢を持っていたのです。同世代の人間が、「オレはこうやって国を良くしたい」「世界にこうやって出ていく」といった明確なビジョンを持っていた。自分はなんて平凡な学生生活を送っていたのだろうと気づき、もっと真剣に生きようと決意しました。日本に戻って大学に進学し、出会ったのがインターネット。世界が瞬時につながることに驚き、「インターネットを使って何かビジネスをしたい」と思うようになったのです。それがキッカケでホームページの制作をしたり、ネット決済企業の立ち上げに参画したり。学生時代から徐々に、ネットビジネスの世界へ足を踏み入れるようになりました。
私は代表取締役社長という肩書きですが、自分が「経営者である」ことより前に、「ビジネスクリエイター」でありたいと考えています。ゼロから新しいものを生み出し、それを世に送り出し、サービスとして成長させることが楽しいのです。

それに現代のビジネスは、時代の移り変わりと、ともに変化していきます。どんな大企業であっても、この時代に生き残っていくためには常に新しいことにチャレンジし変化していくことが必要です。とくに激変期の今の日本では、ビジネスクリエイターの感覚が最も求められるのではないでしょうか。ただ経験が長くなると、つい患ってしまいがちな病気があります。「三大つもり病」と呼んでいるのですが、やっているつもり、わかっているつもり、知っているつもりになること。この病気にかからないために、常に学び続ける謙虚さと素直さを忘れないようにしています。
「自分のやりたいことがわからない」と悩んでいる人も多いかもしれません。けれどもまだ社会経験が少ないのだから、わからなくて当たり前。だから、仕事にする、しないは関係なく、いま興味があることをトコトン突き詰めてみてください。山登りと同じで、ひとつの山を越えると自然に新たな目標が生まれてくるはずです。