父親が会社を経営していたこともあり、中学生の頃から「起業したい」という夢をもっていました。そして28歳のときに当社を立ち上げ、夢を実現。けれどもこれまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。
大学卒業後は就職をせず、学生時代にやっていた飲食店のバイトを続けることに。「ここの幹部になって事業展開をしたい!」と思える理想的な職場だったのです。ところが、半年後に倒産。起業の夢を諦めてはいませんでしたが、以後の2年間はだらだらとフリーター生活を送っていました。その後、友人の紹介で飛び込み営業の仕事をスタート。ここで出会った当社取締役の戸川と「一緒に飲食店をやろう」と意気投合し、資金づくりのために当時高収入だったインターネットの広告代理店に転職したのです。未知の業界だったのですが、知れば知るほどおもしろくて。マーケットは世界中にあり、アイデアひとつで大きなビジネスになる。そう思って、飲食店ではなくこの道で起業しようと方向転換しました。ところが会社設立後の約半年間は売上げがほとんどなく、「もうダメかも」と日々弱気になりましたね。けれどもあきらめずに懸命な営業活動を続けて自社メディアを立ち上げた頃から、少しずつ軌道に乗り始めたのです。

起業を夢見ていた頃は、社長になったら自由もお金も手に入れられて、ハッピーな毎日を送れると思っていました。ところが現実は、そう甘くはなかった。資金調達をはじめとして、経営は本当に大変な仕事です。けれども頑張れば頑張った分だけ、自分に跳ね返ってくる。またリスクを背負うかわりに、成功したときのリターンも大きい。私にとってこの仕事は生き甲斐であり、趣味であり、そして一番熱くなれるものなんです。
これまでの経験を振り返って思うのは、小さなことの積み重ねが自分の将来をつくるということ。だから皆さんにも、今できることからコツコツ努力をしてもらいたい。もちろん辛くて、くじけそうになることもあると思います。そんなとき、決して人のせいにだけはしないでください。人のせいにしても仕方がないですし、自分が変わらないと結局何も変わりませんからね。