幼い頃は、両親から多くの影響を受けて育ちました。小学生時代には、父からの教えである「やるからには一番になれ」という言葉を大切に、遊びも真剣そのものでした。父の影響もあり、高校時代は勉強よりも商売のことばかり考えていました。というのも、当時中古車を売って得た資金を元手にボートを購入して、猪苗代湖で貸しボートを行っていたのですが、それがかなり繁盛したこともあって、自分のアイディアによって人から人へとモノが動いたり、資本が倍になったりすることに面白さを見出したのはこの頃です。
今の若い人は頭がいいし、言われたことはきちんとやるけど、自らなにかを興すという、ハングリー精神がもっとあっていいと思います。若い社員にいつも言っているのは『挑戦』の一言で、これは当社でもっとも大事にしている姿勢でもあります。たとえば自動車業界には、必ず電気自動車の時代がやってきます。電気自動車はガソリン車よりもパワーがあって乗り心地もよく、環境にも優しい。これが爆発的に普及すれば、中古車業界も大きな変革を迎えるでしょう。そのような時代で活躍するためには、常識にとらわれず、従来にはなかった斬新な発想をすることが求められます。そしてなにかを思いついたら、自信を持って行動を起こすことが大事です。

私の若い頃はとにかくモノや食糧のない時代でしたから、「挑戦するのが当たり前」という意識を常に持っていました。35歳の時に手形詐欺に遭って巨額の借金を背負ってしまい、会社が倒産した時にも、日本一の中古車販売会社を目指して奮起し、新たな会社を興して3年後には借金を完済しました。そして54歳の時にガリバーインターナショナルを設立し、中古車業界の常識を覆すような新しい取り組みにチャレンジし続けてきました。これまでの人生において、挑戦することを大変だと思ったことはありません。そして常に挑戦し続けるためには、体力を付けることも大切です。当社の社内は現在マラソンブームです。身体が健康だと考え方が自然と前向きになります。しっかり体力を付けて、これからの時代にチャレンジしてほしいですね。