私の好きな言葉は「石に立つ矢」。諦めずにやり続ければ、不可能なことでも可能になる。20代の頃はピンとこなかった言葉の意味も、今になって痛感することは少なくありません。ITとの出会いが早かった私は、人一倍業界に懸ける想いが強いのかもしれませんね。
体が弱かった幼少時代は室内で過ごすことが多く、ゲーム代わりに両親が買ってくれたのが、パソコンでした。何かを打てば画面が反応するという面白さに、あっという間に夢中になりました。中学生になった頃にはすでにITの分野に進みたいと思うようになりましたね。高校・大学も情報処理に関わる分野に進み、当時は珍しかった資格の取得にも精を出していました。
大学卒業後は、ソフトウェア会社へ入社し、1年目でいきなり地方へと出向。初の大型プロジェクトへの参加でした。結果的にそのプロジェクトは失敗に終わったものの、この時に得られた経験は代えがたいものありますね。社会人になって間もなく、何かを「やり遂げる」経験ができたことが何よりの財産だと感じています。

その後、転職した会社ではプロジェクトマネジメントを通して、人材育成の基礎を学ぶことができました。二つの企業を経験し、さまざまな会社の在り方を知ったことで、自分の目標が明確になっていきました。友人と共に共同起業をし、その後代表に就任しました。現在は、経営者として変化する技術・ニーズに対して現実的にどう対応していくか、スピード感のある意志決定を心がけています。プレッシャーは大きいですが、やりがいももちろん大きいですね。
一つのことをやり続けること。やり遂げること。皆さんに大切にして欲しいのは、そんな姿勢です。そうすることで、できることの幅は自然と広がっていくもの。それを可能にするのは、自分の想いと人との出会いだと感じています。相手の求めていることを思い量りながら、相手を見る・周囲を観察する眼を養わなければなりません。それが結果的に、自分の世界を広げることや自分自身を知ることに繋がっていくのです。就職活動も就職するだけのものではなく、可能性を広げるチャンスだと捉えて頑張って取り組んでいただきたいですね。