高校のときに、アルバイトで表札のセールスをしていました。1日に30枚以上を売って、正社員以上の成績を収めたこともあります。大学に入ってからもアルバイトをすることで『商いの心』を勉強したいと思い、接客業を中心にさまざまな仕事を経験しました。そのころから、「自分にとって納得のいく仕事とは何か」ということをずっと模索していましたね。納得のいく仕事をすれば、お金は後から絶対についてくると思っていましたし、仕事を頑張れば自分の能力も上がっていくはずだという信念がありました。
学校だと勉強するために月謝を払う必要がありますが、仕事なら給料をもらって、なおかつ勉強もできるわけですから、こんな良いことはありません。仕事を一生懸命やることで自分が育てられて、営業力やマネージメント力、管理能力などいろんな能力を身につけて成長できるわけですね。

今の若い人は、優秀な人とそうでない人が二極分化していると思います。優秀な若者というのは何を自分の『軸』にすれば良いのかを考えながら、『志』を見出そうと絶えず努力しています。何を目指して生きるか、自分の中にぶれない『軸』を作るためには勉強しなければなりません。将来、自分が「こうなりたい」と思うビジョンの根拠を示すために、裏付けとなる勉強が必要なのですね。勉強するというのは尋常なことではありません。忍耐力が必要ですし、「今日はここまでやろう」と期限を決めて目標を持たないとできません。しかし、そこで学んだプロセスは社会で必ず役に立ちます。
そして知識を学んだあとは、それを成果に残すことで『知恵』に変えることが大事です。真剣に勉強すると、人はそれを使ってみたくなるものです。学んだことによってどんな成果が出るのかを試したくなるのですね。人は成果をほしがるものですし、やったことに報われたいものなのです。私自身も、研修参加後に顧客の売り上げが上がるかどうかという結果が大事だと思っているし、目覚ましい成果を作り出すことに至福を感じています。若い人もぜひ、点数を取るためだけの勉強ではなく、ビジネスに役立つ『実学』を学んでほしいですね。