私が海外に目を向けるようになったのは、ドイツ留学があったからだと思っています。全部で4年半をドイツで過ごしていたのですが、現地で通訳やガイドをやったりと、今振り返るとビジネスの先駆けのようなことをやっていました。その中でさまざまな人種や考え方、文化や自然に触れることは大変面白く、旅行をする中で若いうちに視野もだいぶ広げられたのではないかと思っています。
そのような経験をしている中で、日本の航空券会社の在り方に疑問を持ったのが私のターニングポイントでした。日本の航空券は外国に比べ高く、そして旅行会社は一律で同じ値段で販売していたことに疑問を感じました。当時からヨーロッパには格安チケットがあり、利用者に選択肢がありました。この時に、これはビジネスになると確信しましたね。また安く海外旅行ができるようになることで、日本の若い人にももっと気軽に海外に行けるようになると思いました。そして帰国後、旅行会社を設立したのです。

しかし、設立してすぐは、他の旅行会社と比べても半額にも関わらず、数名のお客様にしか利用されず、どうすればいいのかと沢山の本を読み勉強しました。それらの本の中に「継続は力なり」「石の上にも3年」という言葉があり励みになりました。
半年を過ぎた頃から、「格安でいける旅行会社がある」と口コミも広がりだし、1年後には倍々でお客様も増え始め、2年目以降からは、3億、6億、12億円と売上も倍々で増えていくようになりました。この時に、本当に継続は力だと思いましたね。
私はビジネスを成功させるために、常に完成した姿をイメージするようにしています。格安の航空会社の飛行機が日本の空を飛ぶこと。ハウステンボスが多くのお客様で賑わうこと。イメージできることは、必ず実現できると思っています。その途中で失敗してしまっても、それを繰り返さないようにすれば光が見えてきますから。学生の皆さんには、ぜひ世界に出てさまざまな価値観に触れていただきたいと思っています。そして、広い視野を持ち、夢に向かって明るく冒険してください。