学生時代は経営者である父の背中をずっと見ていました。周りへの気遣いができて、社員からも人望の厚い父を見て、いつかは自分もあんな経営者になりたいなぁと思うようになりました。しかしながら、何から始めれば良いのかは分かりませんでした。そんな学生時代でしたね。
父が建設会社を経営していたことから、私にとって「建設業界」は身近なものでした。専門学校を卒業した後は、とある建設会社へ就職。一流の現場監督を目指していたものの、現実で待っていたのは図面相手の数量拾いの毎日でした。実際の建設現場で、人と関わり合いながら仕事をする現場監督への憧れは捨てることができず、転職を決意したのです。
現場監督志望で転職をしたものの、当時の営業所長にセンスを見出され、私の営業職人生はスタートしました。当時は、まさに無我夢中でしたね。私にとっては、自分を導いてくれた所長への恩返しでもありました。その結果、26歳の若さでその会社の社長にまで登り詰めました。

しかし、親会社の規制もあって自分の思う経営ができずに限界を感じるようになりました。これが、起業に踏み切ったきっかけです。最も信頼していた仲間と2人でのスタートでした。不安な気持ちよりも、ワクワク感や興奮の方が大きかったですね。みんなが笑って、楽しい時間をシェアできる空間を、自分たちの手で創り出せるのですから。技術者さん、お取引先、社員・・・。これら三方のどの立場の人も笑顔になれるような企業を目指して、会社を大きくしてきました。現状に満足することなく、これからも新しいことにチャレンジをしていきたいですね。
若者の皆さんにも、現状に満足することなく、刺激のあるところに自分の身を置いていただきたいと思っています。ぬるま湯に浸かっているだけでは、何も生み出すことはできません。環境に順応してしまった自分を目覚めさせるにはどうしたら良いのか。それには、ライバルを見つけることです。張りあえる人、目標とする人を必ず見つけてください。そうすることによって、常に自分を高めていくことができるはずですよ。