富山の材木問屋に生まれ、箱入り娘として大事に育てられました。とても真面目な学生だったのですが、どこかで「このままでは面白くない」と思うようになっていましたね。生徒会などの活動では、自分がしたことで誰かに喜んでもらうのがとても好きでした。大学に進学してからは、勉強、アルバイト、サークル活動・・・。できることは一通りしてみたのですが、いまひとつ面白さを感じられずにいました。そんな時に、ある男子学生が授業に遅刻してきたことが、私のビジネス人生の幕を開けるきっかけとなりました。「可愛い子に起こされたら、遅刻しない」彼のその一言でモーニングコールサービスを始めました。
そのサービスを収益化に結ぶことはできなかったのですが、経験を通して仕事の在り方やチャレンジする姿勢を学ぶことができました。大学卒業後は、リクルートに入社。大学時代の経験から、編集として働くと思っていた予想とは異なり、営業として配属となりました。ただ、やるからにはトップを目指したかったので、必死に営業を行っていたことを覚えています。そして、出産を機に退職し、その後、転職した先で知ったのが夢の街創造委員会でした。

インターネットの普及拡大が予測される時勢の中で、ネットを利用した宅配サービス「出前館」には大きな可能性を感じました。前職から独立し、コンサルティング事務所を運営していた時に、当時の社長から、夢の街創造委員会の社長就任の打診を受けました。
就任当初は、「出前館」の売上は微々たるものでした。ただ、黒字化することだけを目的に邁進する日々の中で得た経験は、どれも尊いものばかりです。達成した時の喜びは、何にも代えがたいものがありましたね。会社の「看板」や「信用」で戦うのではなく、自らがそれを築いていく強さを持つことができたのが大きな励みとなりました。
私にとって「働くこと」とは、自分の価値を高めるための機会です。限られた一生の中で、仕事をしている時間はとても長いもの。その時間をどのように過ごすかは、あなた次第です。できるだけチャレンジングに、一瞬一瞬を輝いて生きていってほしいですね。