ヒューマンホールディングス株式会社 佐藤 耕一
ヒューマンホールディングス株式会社 取締役会長

佐藤 耕一

Sato Kouichi

氏名
佐藤 耕一 (さとう こういち)
生年月日
1936年
趣味
ゴルフ
座右の銘
同じ苦労するなら、いじけずに良い苦労をする。
尊敬できる人
恩師(中学の中田先生、高校の一色先生、大学の河野先生)

社名
ヒューマンホールディングス株式会社
本社所在地
東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル
資本金
12億9,990万円(2017年5月 現在)
従業員数
グループ連結:3,147名、単体:136名(2017年3月末時点)
事業内容
人材関連事業、教育事業、介護事業、アリーナ事業(バスケットボールチーム運営)、ネイルサロン事業、IT事業
ヒューマンホールディングス株式会社 取締役会長

佐藤 耕一

Sato Kouichi

一歩踏み出し、正しい努力を

私は神戸生まれ、父は兵庫県警の警察官でした。転勤が多く、小学校で4回、中学校で3回転校しています。学校が変わる時は、新しい学校のガキ大将とケンカになるなど、面倒なことばかりなのですが、2つ目の中学校で先生に勧められ始めたバスケットボールとの出会いは人生において大切なもの。練習に熱中し、中学、高校、大学とキャプテンを務め、実業団でプレーするまでになりました。

最初に就職したのは、学生時代にシューズのモニターもしていたオニツカ(のちのアシックス)です。全国の運動用具屋さんへ営業し、学校の体育館で自分で靴を履き、プレーしながら宣伝するなど、あの手この手で「物を売る」現場を知っていきました。

ただ、私には、一つの会社に勤めあげるより、複数の会社で多様な能力をつけ、ゆくゆくは起業したいという気持ちがありました。オニツカは2年余りで辞め、証券会社、不動産会社、リゾート会社などに勤務。終身雇用が当たり前の時代、私の行動は破天荒だったかもしれません。

ヒューマンホールディングス株式会社 佐藤 耕一

起業を思い立ったのはリゾート会社時代です。ホテルで人材教育に苦労している様を見て、ホテルマンの教育事業を手掛ける会社を設立。その後、講座を簿記などの資格、デザイン等に広げていきました。そして、教育を柱にしながら、人材派遣、介護等、社名の通り「人」に関わる様々な事業を展開し、今に至っています。近年スポーツビジネスにも力を入れ、プロバスケットボールチームの運営を行っていることに、深い縁を感じています。

私にはまだ、やりたいことが無数にあります。AI、バイオ等、近年の技術進歩に伴い、それを使いこなせる人材も必要になっていくでしょう。そして、新しいスキルを持つ人材の育成はもちろん、ロボット教室や保育事業など幼児分野の事業でも、ヒューマンだからこそできるイノベーションがあると考えています。

新しいことを始めるのは「しんどい」ことです。理論通りに事が進むことは、まずありません。しかし私は、転校や転職等の経験からか、新しいことに対し、不安よりも「成功するはず」という自信のほうが大きいんです。これから社会に出る若い方々も、新しい挑戦に、一歩踏み出してみてください。そして、人を羨んだり妬んだりするのではなく、自分を高め、よい結果を出すための、正しい努力をしてほしいと思います。