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株式会社大島産業グループ 大島康朋

氏名
大島 康朋 (おおしま やすとも)
生年月日
1965年
趣味
人間ウォッチング
座右の銘
仕事が先、金は後、口は最後
心に残る本
松下幸之助『人生と仕事の心得』
尊敬できる人
尾藤 公氏、高丘 司氏

社名
株式会社大島産業グループ
本社所在地
福岡県宗像市冨地原1791-1
資本金
6,000万円(2015年8月現在)
従業員数
120名(2015年8月現在)
事業内容
建設事業、物流事業
株式会社大島産業グループ
代表取締役CEO

大島 康朋

Oshima Yasutomo

失敗が「知恵」を育てる

ひたすら野球に打ち込み、甲子園にも出場した高校時代。将来のことを深く考えられるはずもない時期に、創業者である父が病に伏し、私は19歳で大島産業の社長に就任することになりました。その後、元々の建設業に加え、運送業に進出するなど事業を大幅に拡大。現在、グループ総数、120名の従業員を抱えるまでに成長することができました。

ビジネスの世界では、よく「成功のイメージを思い描くべき」と言われます。しかし、19歳のころに今の組織の姿が頭にあるはずもありません。それどころか、トップとして30年以上、事業の完成形のイメージを持ったことはただの一度もなく、失敗を繰り返しながら、目の前の仕事に全力で取り組んできただけなのです。

そして今、感じていることは、いつしか自分が、「商売人」から「事業家」になったということ。自分自身の利益を考えれば良い立場ではなく、多くの社員とその家族の生活を預かる、重い社会的責任を負う立場になったことを意識しています。名刺に刻まれた「最高経営責任者」の重みをここまで感じることになるとも、少し前までは想像もしていませんでした。この苦しみもまた、私、大島康朋の運命なのでしょう。

株式会社大島産業グループ 大島康朋

若い方々は、勉強する姿勢はあり、まじめだとは思います。しかし、ネットで大量の情報を得ることができるためか、何も行動していないうちから、あたかも世の中のすべてを知っているかのように勘違いしているところがあるように思います。いくら情報を集めて、分析をしても、人生は絶対に想定していた通りにはならないもの。成功は「知識」ではなく、「知恵」によってもたらされるものであり、知恵は社会と関わった経験、とくに失敗の経験からでなくては身につきません。

私は、人や社会と関わる方法には二つあると思っています。それは「お金を使う」か「気を使う」か、です。若いうちはお金はないでしょうから、周りの人をよく見て、気を使って、喜んでもらおうとしてみてください。目の前の人は、すべて自分を映す「鏡」。他人のふるまいから、自分のすべきこと、してはならないことを考えるのです。人と関わることで失敗することも、裏切られることもあるでしょう。しかしその経験が、自分の成長をもたらし、40歳、50歳になった時、「お金を使える」立場にもしてくれるのだと思います。