社会人になると1日の大半を仕事に費やすことになります。この時間を有意義に過ごせるようにコントロールし、マネジメントできなければ、人生を無駄にしているのと同じこと。社員には「この会社で働いて良い時間を過ごした」と思ってもらいたいですし、そう思えるような仕事を提供していきたいと考えています。
当社の主要事業である「砕石」とは、自然から切り出した岩石を機械で細かく砕いたもので、建物のコンクリートや道路のアスファルトを作る際に用いられる建設資材です。砕石が社会基盤を支える人工構造物となり、人々の快適な暮らしや産業の発展につながる。そのダイナミックさはこの仕事をする上で大きな魅力であり、やりがいでもあります。当社の資材が使われた建物や道路を見ると誇らしく、もっと頑張らねばというモチベーションになりますね。我々の仕事が社会を支える基礎なのだという矜持を胸に、日々取り組んでいます。
今後もITやAIなどの技術革新により、ますます作業は効率化し、さらなる生産性の向上が期待できるでしょう。しかし重要なのはそれを利活用する『人』だと考えています。人が介在する仕事の質を上げることで、砕石に目に見えない付加価値を付けてお客様に提供したい。その思いから、顧客管理を会社全体で共有するシステムを導入し、担当者が不在でも対応ができるようにするなどさまざま社内改革を行い、社員の意識を変えていきました。社員一人ひとりがそれぞれの得意分野をいかして働けるような環境を作ることで、会社全体の生産性を上げていくこともその一つです。私は経営者として常にフルスロットルで社員にエネルギーを分け与え続けられる存在でありたいですし、そうした改革を行うことは私の使命でもあるのです。

学生の皆さんもぜひ自分の得意分野を理解した上で、会社に帰属するのではなく、『仕事』に帰属するということを考えてほしいです。「自分は将来こういう人間になりたい」とか「こういうモチベーションで働きたい」など、仕事に対するマインドや熱量を持っている人は自ずと楽しみや喜びを見つけられる人ですので、どんな仕事に就いても大丈夫。自分が任された仕事に対して自分自身で課題を設定し、それをクリアできる『人財』となり、社会に貢献されることを期待しています。いつの日か一緒に働けたら嬉しいですね。