LEADERS' AWARD ~20万人の学生があこがれる経営者アワード~

株式会社壱番屋 宗次德二

氏名
宗次 德二 (むねつぐ とくじ)
生年月日
1948年
趣味
早起き、街の掃除
座右の銘
手を差し伸べる
尊敬できる人
小山 実稚恵氏(ピアニスト)

社名
株式会社壱番屋
本社所在地
愛知県一宮市三ツ井6-12-23
資本金
15億327万円
従業員数
752名(2015年5月末現在)
事業内容
カレーハウス CoCo壱番屋の店舗運営及びFC展開
株式会社壱番屋
創業者

宗次 德二

Munetsugu Tokuji

小さな目標、大きな達成

1978年にCoCo壱番屋をオープンしてから、2002年に経営から完全に退くまで、お客様に喜んでもらうために脇目も振らず仕事をしてきました。しかし私は器用でもないし、遠い未来を見通すこともできない「三流経営者」です。ただ、身近な所に目標を設定し、その達成に向けて集中できる性質がありました。

企業の目標は「右肩上がり」です。毎年業績が伸びていれば、雇用も給与も福利厚生も、たいていの問題は解決します。1982年の法人化から引退まで、20年連続の増収増益を続けたことは私の誇りと言えます。

目標を達成するために行ったことも特別なことではなく、身近なことの積み重ね。現場を回り、移動の車の中では店の朝礼を録音した音声を聞くのが習慣で、そのため経営者であった間、好きなクラシック音楽も全く聴きませんでした。他の経営者は成功するとゴルフや海外旅行等、趣味を楽しむ方が多いですが、そんな気も最後まで起こりませんでした。

53歳で引退するとき、知り合いの経営者から「早い引退ですが、宗次さんは『やりきった』のでしょうね」と労われ、「そうかもしれないな」と思いました。経営者としての最後の日、いつものように朝礼の音声を聞いたり、お客様カードに目を通したりして、家に持ち帰った仕事を23時半にすべて終え、妻と「バンザイ」と叫びました。

株式会社壱番屋 宗次德二

現在は音楽ホールを運営し、長く遠のいていたクラシックに囲まれる日々。また音楽をはじめ、様々な分野で目標に向かって頑張っていながら、経済的に恵まれない若者を支援する奨学金援助等の活動をしています。毎日、朝3時55分に起床し、ホールの前の413mの道路の掃除をするのが習慣。右肩上がりにはこだわる必要はありませんが、小さな課題を設定し、やると決めたらやり続けること、これは社会貢献活動でも変わっていません。

私の物事に集中する性質は、多少変わっているのかもしれません。若い皆さんには、一生懸命働きながら、ゆとりを持つことも必要だと思います。しかし、目先の楽さばかり考えると、後に何も残りません。大きな夢はなくても、小さな目標を持ち、その達成のための行動を継続することが大切です。課題をクリアし続けることで、将来的に大きな達成となるのではないでしょうか。