エステティシャンは「人を美しく磨き上げる仕事」です。女性が持つシミやシワといった悩みを解消する手助けをし、その方が美しく変わっていく姿を間近で見ることができる。それが大きなやりがいとなります。美容専門学校等もありますが、未経験者でも一流のエステティシャンを目指すことができることもこの仕事の大きな魅力であると感じます。

お客様と直接ふれあうことで「思い」を交感することができる喜びは、決して他の仕事では得られない、この仕事ならではのものだと思っています。だからこそ私も20代でこの喜びを感じてから今日までの45年間、一度も辞めたいと思うことなく続けてこられたのだと思います。

目に見えない「技術」が私たちの商品ですので、スタッフの研修には特に力をいれています。一つ一つの技術を理論からしっかり指導し、技術だけでなく皮膚学・生理学・筋肉や神経などに関する知識、美に対する意識もしっかりと学ぶことができる環境があります。また、エステの国際資格INFAなどの取得も、会社として積極的に応援しています。

会社に入ったら先輩や上司に仕事を教えてもらうことが当たり前のように思われるかもしれませんが、その教えは先輩方がいろいろな失敗や成功を繰り返し、経験を積み重ねてきた中で得られた「結論」であり、お客様が長年にわたって利用してくださる「理由」でもあります。これからも45年の歴史に油を売るのではなく、その時代の女性たちが求めるものを常に取り入れながら、「米坂にしかできない」技術とサービスでお客様からの支持を受け続けたい。

そのためにも、米坂で技術や知識を身につけたスタッフにより長く勤めてもらえるよう、時短勤務制度を導入するなどのさまざまな社内改革に取り組んでいるところです。

若いうちにはわからないことですが、年を重ねていく中で、特に女性は、自分の仕事や生き方をちゃんと持っていればよかったと思うことが必ずあると思います。後悔をしないように生きるためには、20代のうちにしっかりとした基礎を築いておくことが大切です。

仕事の魅力や喜びを感じられるまで、あきらめないで努力し続けてほしい。これからを生きる女性たちのために、出来るだけ多くの道筋を示せたらと思っています。