菱自梱包株式会社 亀岡 義男
菱自梱包株式会社 代表取締役社長

亀岡 義男

Kameoka Yoshio

氏名
亀岡 義男 (かめおか よしお)
生年月日
1967年
趣味
ゴルフ
座右の銘
先ずは、ヤレっ!
尊敬できる人
匠と称される職人の方々

社名
菱自梱包株式会社
本社所在地
岡山県倉敷市水島明神町7-20
資本金
5,000万円(2020年3月現在)
従業員数
115名(2020年3月現在)
事業内容
各種車輛の部品・付属部品の梱包・荷役作業、積載型運搬用機械の販売
菱自梱包株式会社 代表取締役社長

亀岡 義男

Kameoka Yoshio

自分にブレーキをかけるな

私の仕事の喜びは「スキルアップ」にあります。厳しい課題をクリアし、仕事を成し遂げると人は確実にスキルアップし、自分の可能性が広がり、「自分は磨かれている」といった自信が湧いてきます。その感覚に導かれて、私は今日まで働いてきました。

最初に就職したのは地元の造船会社でした。心に残っているのは、社内で技術者のいない欧州メーカーの技術ライセンスを取得し、あらゆるトラブルに対応してきたこと、修理と調整が不完全であれば船は出航できないという緊張の中、顧客の話を聞き、解決法を探り、考えられる最善の手段を以って作業を進めていく経験は私を強くしてくれました。

父が経営する菱自梱包に入ったのは2007年。当社は大手自動車メーカーの部品物流・倉庫管理などを50年にわたり手掛けてきた会社です。私の専門である「船」とは全く異なります。また、大手を顧客とした安定事業で、父はワンマン社長。スキルアップして新しいチャレンジをすることが難しい環境ともいえました。

菱自梱包株式会社 亀岡 義男

しかし私の頭に「現状維持」はありません。社会・経済状況が激動していく中で、変化できない会社は確実に淘汰されるという確信があったからです。

2014年の社長就任後は、社内に新規事業のセクションを立ち上げ、社員に様々な仕事を経験させるため、事業創出を模索していきました。現在は、欧州仕様の梱包技術を国内で初めて導入し、物流の効率化を提案するなど新機軸を打ち出しています。目標は、売上、従業員とも倍増、当社を「100年企業」にすることです。

目標達成のため、最も大切なのが次世代を担う人材。若い社員に伝えたいのは「自分で自分にブレーキをかけるな」ということです。今の若い人は「失敗したくない」「やったことがない」と、可能性を見限る姿勢が見られます。しかし自分の能力が、そんなに簡単にわかるはずがない。やりたくないことでもあえて飛び込み、酸いも甘いも経験することが、「自分磨き」となり、自信に繋がります。

また、大切にしてほしいのはコミュニケーションです。どんな仕事も一人ではできません。仕事関係者はもちろん、老若男女あらゆる人の話を積極的に聞き、自分の頭で考え、理解し、そして伝えること。他者とのコミュニケーションは、新たな発見や思考の柔軟性を生み、あなたの能力を最大限に引き出してくれるはずです。