夢と志はどちらが大切だと思いますか。夢というのは、未来に『自分』が何をしたいのかを指します。一方で志とは、『社会や誰か』の為に果たしたいことを指します。だからこそ働く上での目標は、夢より先に志があるべきだと考えています。自分の存在を通して、価値を創造し、誰かに喜んでもらえることで対価が生まれ、それが循環することこそが働くことだと思うのです。誰かに心から「ありがとう」と言ってもらえた時に、自分の存在意義や人生の幸せ、やりがいが生まれます。お金をもらうためだけに働くのではなく、志を実現するために働くことが重要です。
当社は海外から最先端の医療美容機器や化粧品を輸入する商社です。しかしながら、「何の会社ですか?」と問われれば、「人々に生きる自信と生きる元気を提供する会社です」と答えます。美は生きる自信、健康は生きる元気です。実年齢より見た目年齢を若くすることによって、QOL(生活の質)が向上し、健康寿命が延びるというデータもあります。美と健康を通じ、日本中の人々、そして世界中の人々の幸せに貢献するということを企業理念に掲げており、私はその志の実現に命を懸けて取り組んでいます。科学的根拠のある機器や商品、つまり『本物』を提供し続けることで、より多くの人々の幸せに貢献できると信じています。そして、8年後には美容医療市場でトップシェアとなるべく、事業の拡大を図っています。
事業を興すのは簡単ではなく、正直、厳しいと思ったことは何度もありました。それでも乗り越えられたのは、志を高く掲げていたからです。目標を高く設定すればするほど乗り越える努力が必要で、苦労や痛みも伴います。しかし、それは「成長痛」なのです。乗り越えたときを想像すれば、努力をすることが楽しくなる。神様は乗り越えられない壁は用意しておらず、人間一人ひとりの精神の強さを確かめているのだと思います。
当社の社員にもよく伝えていることですが、感謝を知ると自分の苦しさや辛さが平気になるものです。感謝を知ると人のために動ける人間になれます。学生の皆さんにもぜひ感謝の気持ちを忘れないで行動してほしいと思います。そうすればどんな状況でも前向きに取り組め、より大きなことを実現できます。一生に一度の人生です。良く働き、良く学び、キラキラとした人生を送ってください。