株式会社 USEN-NEXT HOLDINGS 宇野 康秀
株式会社 USEN-NEXT HOLDINGS 代表取締役社長CEO

宇野 康秀

Uno Ysuhide

氏名
宇野 康秀 (うの やすひで)
生年月日
1963年
趣味
登山、トライアスロン
座右の銘
人間万事塞翁が馬
尊敬できる人
松下 幸之助

社名
株式会社 USEN-NEXT HOLDINGS
本社所在地
東京都品川区上大崎3-1-1 目黒セントラルスクエア
資本金
9,490万円(2019年8月31日 現在)
従業員数
4,876名 (2019年8月31日現在)
事業内容
グループ会社の経営管理など
株式会社 USEN-NEXT HOLDINGS 代表取締役社長CEO

宇野 康秀

Uno Ysuhide

自分自身の「目」を信じよ

「社長になりたい」と初めて思ったのは小学校3年生くらいの時。伝記など読み物が好きで、今の時代、伝記の偉人のような事を成し遂げるのは経営者だ、と子どもながらに考えたのだと思います。高校生になると経営学の本を読みあさるようになり、大学時代は学生企業を手伝うなど、起業を意識して動いていました。

大学卒業後は、起業する前に組織のメカニズムを知ろうとリクルートコスモスに入社。その後25歳で起業し、新卒採用のコンサルティング企業を設立しました。当時は新卒の売り手市場で、学生と年齢が近いコンサルティングには引き合いが強く、順調に事業の幅を広げていきました。

そんな私の人生が変わったのが、父の急逝でした。病床の父から、創業した大阪有線放送社を継ぐよう言われたのです。実は私は起業の際、父に大反対され勘当同然の身。まさかの申し出に色々と悩みましたが「この家に生まれたことの意味」を自問し、継ぐことを決断しました。

引き継いだ会社では、先人が残したものを活かしつつ、時代の変化に先手を打つ事業展開を考えました。例えば2001年に開始した世界初の商用光ファイバーブロードバンドサービスは、電話回線を利用したADSLが市場を席巻していた当時、「絶対に無理だ」と言われましたが、私には、いずれ人はより速い通信環境を求めるとの確信から強く推し進めました。そのほか、U-NEXTでは、現在主流となったサブスクリプション型の動画配信を他社に先駆けてスタート。技術の進化についていくだけではなく、進化を促していくことで、業界をリードしてきた自負があります。

株式会社 USEN-NEXT HOLDINGS 宇野 康秀

現在、IoTやAI、キャッシュレス、顔認証などの技術が発展し、DX(デジタルトランスフォーメーション)といわれるように人々の生活全体が大きく組み変わりつつあります。また新型コロナウイルスは非対面技術のニーズを加速し、人間が本来行うべき仕事とは何なのかを問いかけています。変化の時代に、新たな社会のあり方をこちらから提示する事業を手掛けていきたいと思っています。

大切なのは未来を見通す目もさることながら、自分の目を信じる力です。やりたいことがあるなら、早く実行することをお勧めします。行動が早ければ早いほど成功可能性は高い。周囲に反対されても自分の目を信じ、一歩踏み出してみてください。