株式会社ダイワコーポレーション 曽根 和光
株式会社ダイワコーポレーション 代表取締役社長

曽根 和光

Sone Kazumitsu

氏名
曽根 和光 (そね かずみつ)
生年月日
1968年
趣味
ゴルフ
座右の銘
「永遠に未完成」byウォルト・ディズニー
心に残る本
『晴れの日に、傘を売る。』(林秀信氏)

社名
株式会社ダイワコーポレーション
本社所在地
東京都品川区南大井6-17-14
資本金
9千万円
従業員数
155名
事業内容
普通倉庫業、倉庫施設等の賃貸業、その他関連事業
株式会社ダイワコーポレーション 代表取締役社長

曽根 和光

Sone Kazumitsu

「和」と「感謝・報恩」の先にある可能性

当社の事業は、目に見える商品を扱うものではなく、倉庫をお客様に提供し、そこで製品をお預かりしながら、それを加工して商品化していくというもの。それには、お客様と信頼関係を構築するのに時間がかかり、かつ真の誠意が要求されます。というのは、当社の評判は主に口コミを通じて伝わるものだからです。当社はもともと、私の祖父がつくった鉄くず屋が原点です。祖父は厳しい人格者であり、現会長の父は大正生まれの祖父に異常なほど厳しく育てられました。祖父、父ともに一番大切にしているのが「和」の精神です。私の名である「和光」とは、「和をもって輝く」という意味ですが、これは曽根家の信条から付けられました。

学生時代にサッカー、バイトに打ち込み、卒業後は商社に就職。理由は、日本という国が国際的に貢献しているにも関わらず、不当に侮られていると感じていたからです。だからこそ、日本という国の素晴らしさをアピールしたかったのですが、お客様は料金の安さに加え、気持ちが合わなければ商品を買ってくれません。それだけに商社での経験は苦労の連続でしたし、そこで得たものは大きかったと思います。

株式会社ダイワコーポレーション 曽根 和光

私はその後、実家で営む会社に転職しましたが、仕事の受注は人間関係で決まる部分が大きく、当時はまだ業界の生温さもあったように思います。ところが90年代後半頃から業界内での競争が激化し、サービスや料金だけでなく、提案力も問われるようになりました。そして私が2001年に専務に就任したことを機に、抜本的に戦略を練り直したのです。結論としては、既存の協力会社を決して蔑ろにしないということ。そして2011年に社長に就任後、自分に課したことはどんな物事でも「即断」するということを心がけています。また、当社の経営理念を社員たちと協同して一冊の経営戦略ブックにまとめました。その努力は結果に反映され、2014年度前期の売上げは103億円に到達。現在の目標は、150億円の売上げ達成と、全社員の管理職化、及び託児所の設営による社会貢献と、業界全体の底上げです。

これまで、「和」と「感謝・報恩」の心があるからこそ、ここまでの成果を生むことができました。そうした心があれば、自らに課した目標も遂行できると信じています。若い方々も、「現在の自分」以上に、「これからの可能性」を見つめる力を持ってほしいと思います。