何のために、誰のために、会社が存在しているのか。継続的に企業が成長していくためには、存在意義が大切になります。実を言うと、初めは私も、当社が存在する価値を明確に分かっていなかったかもしれません。しかし、社員とその家族のため、そして美容業界の発展のため、会社経営に取り組むうちに根本的な目的が明確になっていきました。その答えの一つが、セルフメディケーションへの貢献です。
現在、平均寿命と健康的に過ごせる期間との間に差があることから、健康寿命に注目が集まっています。また、食品添加物などを大量に摂取する食生活のため、肥満や糖尿病、がんなどの病気が増えて、医療費が膨らんでいる状況も無視できません。そこで重要になってくるのが、病気になってから治すのではなく、そもそも病気になりにくい体を作ろうという、セルフメディケーションです。
当社は2002年の創業以来、エステティックサロンやヘアサロンなどのプロフェッショナルな方々に向けて、サプリメントや酵素ドリンクといったインナービューティプロダクツの開発を行なっています。市販の商品とは一線を画した自然由来の製品で、多くの美容関係者から支持を集めてきたのです。そこで培ってきたノウハウは、セルフメディケーションにも力を発揮していくだろうと考えています。体の中からキレイになることは、健康な体作りにも繋がっている訳ですから。もし美容という切り口から、多くの人の健康を支えていければ、将来的には健康寿命の延伸にも貢献していけるでしょう。

私は「やるからには1番を目指したい」と考えるような、負けず嫌いな性格です。当社でも「アジアNo.1のインナービューティブランドになろう」という目標を掲げています。壮大なビジョンではありますが、それに共感する成長意欲の高い社員が、続々と集まってきています。
最近の若い方々は、様々な情報が気軽に手に入るようになったため、小さくまとまっている人が多いのではないでしょうか。しかし、熱い想いや志がなければ、価値あることは実現できません。もっと野心を持って、生きてほしいと感じています。突破力を養うため、メディアからの情報をシャットアウトして、自分の人生を切り開いてきた人物の書物を読みふけるのもいいでしょう。少し極端な方が状況を打開できると、私は考えています。