株式会社オールアバウト 江幡 哲也
株式会社オールアバウト 代表取締役社長

江幡 哲也

Ebata Tetsuya

氏名
江幡 哲也 (えばた てつや)
生年月日
1965年
趣味
ゴルフ、図面引き、料理
座右の銘
動機は善か?
尊敬できる人
カエサル、晏子、斎藤 道三

社名
株式会社オールアバウト
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿1-20-8 エビススバルビル6F
資本金
11億9,900万円 (2018年10月現在)
従業員数
約160名(2018年10月現在)
事業内容
専門ガイドによる総合情報サイトの運営、インターネット広告事業
株式会社オールアバウト 代表取締役社長

江幡 哲也

Ebata Tetsuya

デジタルネイティブの時代に、やるべきこと

1985年、武蔵工業大学(現東京都市大学)の学生だった私は、通信事業に参入したばかりのリクルートに就職することを決めました。理系の学生は推薦で成績順に就職先を振り分けられるのが通例でしたが、それにひとり逆らって出した結論です。当時、日本は100年続いた通信事業の独占体制が終わり、新規参入が相次ぐ一大変革期。アメリカではインターネットの原型となるネットワークが急速に普及しようとしていました。「ITが世の中の仕組みを大きく変えていく」。私にもそんな確信がありました。

在学中に100以上のバイトを経験したのも、進路を考えるためでした。社会の仕組みを垣間見てたくさんの人と出会い、なぜ苦労している人たちとそうでない人たちがいるのか。ITならこの状況を変えることができるのではないか。そんな思いを強くしていったのです。

リクルート入社後は、新人エンジニアとしては分不相応なほどの仕事を担当させてもらいました。入社3年目には一大プロジェクトの立ち上げにも成功。獲得した最初の受注先は設立間もないマイクロソフトの日本法人でした。

株式会社オールアバウト 江幡 哲也

30歳を過ぎた頃には事業部のトップを任されましたが、どうしてもやりたいことがあると無理を言い、独立を認めてもらいました。そして2001年にローンチしたのが総合情報サイトの「All About」です。3年でユーザー数1000万人、5年で3000万人を突破して、2005年にはJASDAQ上場を果たすこともできました。

何のために事業をやっているか。ひと言で表現すれば”世直し“だと思います。信頼できる情報を幅広く提供すればたくさんの人の役に立てる。それを達成できた時の喜びが、この仕事にはあります。

今の日本は閉塞感があるなどと言われますが、そんなことはまったくなく、むしろ今の世の中、チャンスだらけだと感じています。ましてやみなさんはデジタルネイティブ世代。アナログの過去を引きずっている大人たちは太刀打ちできないものを持っていて、この先、それを活かすことができる。本当にうらやましい限りです。

まずは目標を高く掲げてください。途中で間違いに気づいたら方向転換すればいいし、わからないことがあったら大人から知恵や知識を引き出して、使いたいだけ使えばいいのです。社会をイノベーションする気概で取り組めば、その先には計り知れない可能性が広がっていると思います。