ジャパン・エンヂニアリング株式会 南雲 一郎
ジャパン・エンヂニアリング株式会 代表取締役

南雲 一郎

Nagumo Ichiro

氏名
南雲 一郎 (なぐも いちろう)
生年月日
1942年
趣味
剣道、ゴルフ、旅行
座右の銘
三顧の礼
尊敬できる人
諸葛孔明、先輩の中川照雄

社名
ジャパン・エンヂニアリング株式会
本社所在地
東京都文京区本駒込2-27-15
JESビル
資本金
1億円
従業員数
グループ全体で160名
事業内容
塩ビライニング鋼管、ポリエチレンライニング鋼管製造販売、鋼管、ステンレス鋼管加工管、製造販売、水道用SUSメイト管、排水管7つの再生工法の工事、太陽光発電所
ジャパン・エンヂニアリング株式会 代表取締役

南雲 一郎

Nagumo Ichiro

一人で抱え込まず、支え合える社会人へ

人生の大半の時間を仕事に費やすわけですから、楽しくポジティブに物事を考えられることが望ましいと思っています。もし苦手だと思っている人と仕事をする場合であっても、教えてもらおうという気持ちでいけば結果はまったく変わっていくもの。ポジティブな気持ちでチャレンジをすることで、自ずと道は開けるのです。

私が社会人になった頃はとにかく利益最優先で、『24時間働けますか?』という言葉が流行するほど上昇志向の時代でした。しかし今は世の中が大きく変わったという認識を持っています。特にこれからは、愛情を持って社員の成長を見守る肝っ玉母さん的な会社や社長であるべきだと考えています。『働く人たちにいかに幸せになってもらうのか?』という時代がやってきているのです。

それに気がついたのは数年前、社員が心の病気になってしまった時です。一生懸命に仕事をする人だったのですが、それだけに責任感が強く、抱え込んでしまった。このままではいけないと思い、さまざまな社内改革に着手しました。仕事というものは、人から「やれ」と言われると苦痛やプレッシャーを感じますが、自分から望んで「やる」と決めたものなら、納得して全うできるものです。そこで、ある程度の経験を積んだ社員であれば、年齢や性別に関係なく自己申告で昇格を希望できる制度を導入しました。また、女性の役職者が出てきたこともあり、女性が子育てと両立しながら安心して働ける環境が必要だろうと、社内に保育室を設置。小さな子どもが社内にいるとかわいらしくて、とても癒される。これは、子どもに接することでオキシトシンというホルモンが男性も女性も出るからなんです。ストレスを軽減し多幸感を増す、思いがけない効果を生み出していると感じています。

ジャパン・エンヂニアリング株式会 南雲 一郎

また、社員にはいわゆる「報・連・相」ではなく「相・連・報」、つまり、まずは相談するように伝えています。そうすることで上司も何をやっているのかを理解できますし、仲間も協力しやすくなる。自分一人で責任を負うことはないのです。

時代に合わせた改革を行ったことで社内の風通しが非常に良くなりました。これからも『幸せホルモン』にあふれた優しい会社にしていきたいと思っています。若い皆さんも躊躇わず、周りの大人たちに何でも相談してほしい。意外と大人たちはそれを待っているものだと思いますよ。