「人のために働く」という私の現在まで続く人生観は、高校卒業後に就職した金融機関での仕事で形作られました。自分の働きによってお客様に喜ばれ、感謝されるという経験から、「人のために働く」ことにやりがいを感じるようになったのです。
しかしバブル崩壊後、それまで通りお客様をサポートしていくことが厳しい状況になり、「人のため、お客様のため、自分にできることは何か」と考えました。その結果、起業を決意したのです。
そして「お客様一人一人の夢の実現をサポートする」という企業理念を掲げ、オーナー様、入居者様等、関わる方々の夢を実現できる事業を目指しています。「不動産投資」を、ただの利益目的のためだけではなく、自分の人生において夢を実現する過程と考え、一緒にお客様の夢を追い続けています。
従業員もまた「人のため」という、同じ信念を持つ者が集まり、一丸となってお客様のために邁進したことが着実な成長に結びつき、起業から17年目にして東証マザーズ上場を果たすことができました。
上場を志したきっかけは、お客様からの「フェイスネットワークさんのことを、もっと早く知っておけばよかった」という声からでした。当社の存在をより多くの方々に知っていただき、いち早く夢の実現に寄与したいと考えるようになったためです。たとえ会社の規模が大きくなっても、創業時からの理念は今でもぶれることなく「人のために働く」企業であり続けたいと考えています。
これから社会に出られる若い方々に伝えたいことは、自分の価値観に基づき、夢、目標を持つこと。その実現のために失敗を恐れず、行動することの大切さです。私自身も「人のために働く」という人生観を持ち続けながら、どんな失敗も恐れず、常に夢や目標を掲げ、その実現のために行動し続けてきました。だからこそ今があるのです。
現代は、ネットや書籍でノウハウを集めることは簡単な時代です。しかし実際の行動に移さなければ、いかなる達成もありません。そして、成功する根拠はなくても「自分ならできる」と自信を持ち続け、今できる努力を精一杯してください。たとえ失敗しても、その努力が自分の知識や経験となり、いずれ成功に導くカギとなってくれるはずです。