ECショップの商品管理を行う当社にとって、「相手ありきで想像すること」が、何より社会からの信頼を得るものだと考えています。お客様や会社の仲間が何を求めているのかを常に考え、正確で迅速、より丁寧な作業を行うことで、ワンランク上の付加価値が生まれると思うからです。
しかし、そうした作業の質には、”ベスト“や”満足“は存在しません。だからこそ創業以来続けてきたことは、常に現状をベターと考え、ベストを尽くすことでした。たとえ100点を取れなくても、80点の自分を楽しめばいい。常に自分は80点なのだと理解するからこそ、100点を目指すためのベストを尽くせるのです。それができればどんな仕事でも楽しむことができると思いますし、チャンスを生むきっかけにもなるでしょう。
私は幼い頃から好奇心旺盛な性格で、興味を持てば即行動に移すタイプ。しかしながら、何事にも失敗は付き物です。社会人となって初めて勤めた会社では、倉庫内での箱詰め作業を経験し、毎日がトライ&エラーの繰り返しでした。資材の置き方や作業中の指の使い方に至るまで、一番参考になる作業員の動きを盗んでは、何がベストなのかを考えながら即行動に移していました。考えてやるのとやらないのとでは、こんなにも生産性が違うのかということを知ったのもこの時です。

そして、どんなに上手くいかなくても、たとえ失敗をしても、私を強く突き動かしていたものは前向きな思考と行動力でした。社名の由来にもなっているポジティブシンキングが、いつも人生の扉を開いてくれたのです。
30歳の時に輸出会社を立ち上げ、その後収益が落ち込んだ際にすぐに気持ちを切り替え、現在の事業へ転換したのも、そうした理念が根強いていたからこそ。 仕事は決して楽なものではありませんが、考え方一つで楽しいものに変わる。それは私自身が肌で感じてきたことでもありました。
若い方々は習慣が凝り固まっていない上に、たとえ失敗をしてもリセットできるだけの十分な体力があります。そしてたくさんのチャンスが転がっている。その有り余る体力とチャンスを無駄にしてはいけません。そして失敗を恐れずに、常にベストを目指してチャレンジしてほしいと思っています。これからの社会で戦う同志として、共にポジティブに前進していきましょう。