現代社会は急激なスピードで目まぐるしく変化しています。今ある仕事が明日もあるとは限りません。年功序列で昇進し、一生安泰などという仕事もいずれなくなるでしょう。どんな仕事を選んでもリスクは付きもの。怖がらず、逆にリスクを取るくらいの強い気持ちで選ぶといいと考えています。そうして自分で自分の仕事を決めたなら、あとは一生懸命に取り組んで、楽しく笑って生きるのみ。もちろん辛いときも悲しいときもありますが、一生に一度きりの人生ですので、後悔しないように楽しく生きていきたいと思っています。
建設業の本義は「人々の安心安全を担うこと」。当社は茨城・常陸大宮市で祖父の代から約70年にわたり、その本義を守り続けている会社です。長年培った確かな技術力による品質の高さを武器に、道路や橋梁、治水などの公共工事に幅広く携わっています。
また、こうした地図に残る仕事だけでなく、地震や台風などの自然災害時には、いの一番に現場に駆けつけて復旧作業を行うことも、建設業に従事する我々の使命です。2011年の東日本大震災では茨城でも大きな被害があり、社員総出で、不眠不休で堤防や道路の修復に努めました。道路が通れなければ消防も自衛隊も救助に向かうことはできないのです。「なんとしても私たちがやらなくてはならない」。これは当社に限らず、全国の建設会社が共通してもっている使命感であり、地域の人々の安心安全を担う私たちの仕事は誇るべき仕事であると思っています。

人や社会が存続する限り、建設業はなくなることはありません。最近では働き方改革やICTの導入が加速化し、いわゆる3Kといった職場環境ではなくなりつつあることから、デジタルネイティブの若者や女性の活躍がどんどん増えています。当社でもそうした時代の流れに乗り遅れないよう、率先して取り組んでいるところです。半永久的に残る建造物をつくり、次世代に引き継いでいく。そして社会の役に立つこの仕事を誇りに思いながら、人々の安心安全を若い人たちと一緒に担っていきたい。そのためには業界の旧態依然とした意識や慣習を変えることが必要です。まずは、公共工事を請け負う企業であってもしっかりと利益を上げ、それを公言することが当たり前になるようにしなければいけません。積極的に広報発信をすることで、業界の健全な発展に尽力していきたいですね。