株式会社Five Line 眞部 日佐志
株式会社Five Line 代表取締役

眞部 日佐志

Manabe Hisashi

氏名
眞部 日佐志 (まなべ ひさし)
生年月日
1985年
趣味
トレーニング、DJ、旅行、従業員と楽しい時間を過ごす。
座右の銘
得たいなら与えろ
尊敬できる人
稲盛和夫、山口拓己(PR TIMES)、田坂広志、兄

社名
株式会社Five Line
本社所在地
大阪府大阪市中央区南船場4-12-8 関西心斎橋ビル802号室
資本金
5,000万円
従業員数
150名
事業内容
電気小売業、ライフライン事業、不動産アライアンス事業、フィットネス事業、コールセンター業務委託の請負
株式会社Five Line 代表取締役

眞部 日佐志

Manabe Hisashi

自分自身を信用するために、人との信用を重んじる

いま就職活動に邁進する世代は、圧倒的な情報量にあふれていると思います。多様な業種はもちろん、就業スタイルに稼ぎ方も多彩です。「自由に働いて、短期で高額が稼げる」、そんな謳い文句も目に留まることが多いでしょう。ただし、短期で到達できるものに大きな価値がついたことはありません。そもそも、働く上での価値とは何か?それは、目標到達にではなく、到達に至る過程にこそ働く価値があるのです。目標の達成は「一瞬」で、その過程の方が圧倒的に長いものです。過程をいかに充実させ楽しめるのか、それが人生の幸福度と直結すると私は考えています。

当社も創業から約8年となりますが、振り返れば数々の奇跡によって現在に至ります。その奇跡を私に運んだのは、相手軸で考える姿勢にありました。自分自身の利益ではなく、相手の利益に100%寄り添った思考や行動を選択する。さすれば、私という人間性に相手からの「信用」が還元され、それが次第に仕事へと結びついていく。この期間こそ、先述の目標到達に至る過程そのものなのです。「自由に働いて、短期で高額が稼げる」というスタンスには、自分の「利」しか掲げられていません。自分が得られる利益にばかり注視してしまうとき、人は「人対人」の信用を見失ってしまいます。信用というつながりを得られないとき、人は苦悩や困難を環境のせいにしがちです。

株式会社Five Line 眞部 日佐志

これから社会に出る多くの方が新しい環境に身を置くこととなりますが、外部からの刺激に支えられる向上心には賞味期限があるものです。働き初めに灯った好奇心が鎮まると、次には外部や環境といった周囲への不満が出てくるのも自然なことかもしれません。当然、苦手な上司や同僚も出てくるでしょう。このとき人は自分の「利」しか見えていない、だから迷い苦悩するのです。この苦悩は環境や働き方を変えたところで解決はしません。次のステージではまた同じことの繰り返しなのですから。

つまり、問題は環境なのではなく、環境によって充足されたがっている「自分」なのです。だから、不満や苦悩を抱えながらでもコツコツと積み重ねてみて欲しいと、私は思うのです。ひとつの山を越え、その軌跡を振り返った時、自分で自分を充足させたという実感を得ることができるはず。いわば、自分との約束を自分で果たした自分自身への信用とも言えるでしょう。そのためにも必要なのは「人対人」の信用です。相手の軸を慮(おもんばか)り、相手の利益に100%寄り添った思考や行動を周囲が認めれば、おのずと道は拓かれます。この過程こそが仕事の醍醐味であり、ウェルビーイングな人生の柱となるのです。