3年後の日本が迎える「2025年問題」は、75歳以上の後期高齢者がボリュームゾーンとなる、世界でも類を見ない危機的な社会問題です。当社は、この課題を私たち世代で解決し、後世へ希望を残すべく、医療·介護·福祉·保育事業を展開しています。事業の根幹となる企業理念は「幸せの循環創造」。他者を幸せにするためには自らが幸せでなければ継続できないという考え。人それぞれに幸せの形はありますが、命の危機といった不幸は人間全員に共通するもの。その不幸を取り除く医療福祉分野の「命のインフラ」を社会に創ることが理念を実現する最優先事項であると考えています。
2014年の医療·福祉事業開始から約8年間で、医療法人も含めて9社のグループ企業に急成長し、高齢者、障がい者、子育て等の困っている人へのワンストップサービスを実現。千葉から首都圏へとエリアシェアを拡大しています。この120事業所余りに及ぶドミナント開設によって地域に根差した「命のインフラ」構築を推し進めた自負があります。
そしていま、当社は次なるステージへと駒を進めています。そのひとつが「PROJECT “10”」の計画です。令和”10“年までに社員数1万人(“10”thousand)を実現し、”10“億円の組織をマネージメントできる100人を創出するというもの。確かな従業員育成を担保しながら当社の理念の実現を推し進めたい。
もうひとつが、構築したインフラを下地とした「医療福祉×テクノロジー」事業で、ローカルメディア、モバイル、メタバース、デジタル地域通貨等を活用して、世界に通用する地域モデルを創ることです。
超少子高齢化社会で日本は世界最先端の課題先進国となっています。ならば、これを解決する地域モデルを確立し、世界に先んじて課題解決方法を提示し、世界をリードする勝機としたいのです。
私の人生経験からもピンチは必ずチャンスになると確信しています。私は新卒で夢を抱いて入社した大手企業で大きな挫折して、引きこもりのニート生活をしたことがあります。
しかし、その挫折の経験が人生の転機になり、私に挑戦者としての勇気を与えてくれました。プロボートレーサーの世界に飛び込んだり、I T業界で起業したりと20代で色んな経験をしました。だからこそ一生を捧げられる現在の事業に辿り着きました。その時は絶望と捉えていたこと(点-Dot)が、いつか目標を経て使命(線-Line)となる。だから、挫折も含めたあらゆる経験に強く点を打ち、前に進んで欲しいと思います。無傷のヒーローなんていないのですから。