今や日本のインターネットの普及率は高水準ではありますが、ビジネスに活用するとなると専門家の存在がまだまだ必要不可欠であると私は考えます。ただそれでも、成果を出すのは難しく、よくある事例としては、WEBサイトの完成だけで満足してしまったり、代理会社にデジタル化のプロジェクトを丸投げしたり、それから代理会社に実力がない、あるいはやる気がない、といったことでWEBの導入に失敗しているケースを多々見ることがあります。

成果を出すには、まず代理会社に、一緒に成功を目指す親身な態度があるか、適材適所にさまざまな戦略が立てられる実力があるか、を見極めることが大事だと私は考えます。対するクライアントの心構えとしては、あせらず根気よく取り組むことが肝要です。WEBやSNSは便利でターゲットとダイレクトに繋がれはしますが、決して一朝一夕に成果が出る魔法などではございません。時間はかかりますが、PDCAサイクル【Plan（計画）、Do（実行）、Check（評価）、Action（改善）】を、しっかりと回す必要があると私は思います。

この業界には、若い起業家がたくさんいます。業界の発展を考えると非常に素晴らしいことです。ところがノートパソコンさえあれば起業できるというハードルの低さから、一そろいの知識を蓄えただけで起業し、残念ながら数年しか持たず廃業する方がよくいるという現実があります。将来のある若手がいなくなることは、この業界にとって大きな損失です。そこで私は、今後の新しいチャレンジとして、若手の教育のために、私のノウハウを活かす活動を模索しています。この業界は非常に変化が激しく、日々新しいものが生み出されている世界です。だから、特に若い人たちに伝えたいことは、知識を一度頭に入れたら終わりということではなく、常にアンテナを張って、正しい情報を得て、学ぶ姿勢を持ち続けてほしいと思います。

私も近年新たに、「ウェブ解析士マスター」や「チーフSNSマネージャー」、「提案型ウェブアナリスト」などの資格も取得しました。WEB業界はほんとうに変化の激しい世界ですから、学び続ける姿勢、新しいことにチャレンジする姿勢が大切だと、つくづく思います。

それと今後は、私の故郷である青森県八戸市のために、何か役に立ちたいと考えております。街づくりにおいても集客は無視できません。どのような手法で人を呼ぶか、そして現地でいかに楽しんでもらい、お金を使っていただくか、その仕組みづくりに私のノウハウがきっと活かせるはずです。地元の人々に恩を返すという意味でも、是が非でもチャレンジしたいと思っております。