アシスト株式会社 大友 弘之
アシスト株式会社 代表取締役

大友 弘之

Otomo Hiroyuki

氏名
大友 弘之 (おおとも ひろゆき)
生年月日
1970年
趣味
ゴルフ
座右の銘
素養によって思考は変わる
尊敬できる人
織田信長

社名
アシスト株式会社
本社所在地
福島県福島市成川字仲ノ内10-1
資本金
5,000万円
従業員数
警備業180人、建設業200人(2022年6月現在)
事業内容
土木建設事業、綜合警備事業
アシスト株式会社 代表取締役

大友 弘之

Otomo Hiroyuki

現代こそ、周囲とつながりを持つ大切さを忘れずに

私の父は複数の民謡教室を開いており、多忙な人でした。そんな父の元で育った私は小学校3年生の頃、新聞配達と牛乳配達を始めました。朝5時に起きて新聞配達、学校の後は牛乳配達という毎日を送っていました。しかし自分の環境を悲観したことはありません。むしろ欲しい物を買うことができましたし、自分で道を切り開く大切さを身をもって学んだのだと感じています。

中学進学後は新聞配達を続けながら、テニス部で活躍。高校では国体などでも活躍しました。その後、料理人に憧れるようになり、17歳で高校を中退し東京・赤坂で板前修業を開始。次第に独立を考えるようになりました。サービスについて学ぼうと、22歳からはショーダンサーとして働いた時期もあります。しかし子どもが生まれたことをきっかけに、安定した生活を求め運送会社に就職。運送会社では、後年仕事のサポートをしてくれる方々との出会いもありました。

そして3年後、ついに飲食業で独立を果たします。並行して、ダイエット食品の製造・販売、競馬の予想ソフトの販売、牛たん店と、幅広く事業を拡大していきました。しかし、さまざまな要因が重なり事業は失敗に終わり、数千万の負債を抱えることに。今思えば貴重な失敗であり、大きな学びだと感じています。事業の失敗後、福島在住の人材派遣業を営む知人から誘いを受け、お世話になることになりました。そこで任された警備事業で可能性を感じた私は、社員として3年間の経験を積んだ後、2009年に当社設立に至ったのです。

アシスト株式会社 大友 弘之

2011年、会社が軌道に乗り始めた矢先に起こったのが「東日本大震災」でした。解体業や人工芝の引き上げ、除染など、震災をきっかけに当社では復興事業にも多数関わっています。現在では除染事業も落ち着き、土木建設事業、綜合警備事業を2本の柱に、東北の復興と未来に向けた街づくりを応援しています。

現在行っている事業は全て未経験から始めたものです。これまでの経験から感じるのは、現場のプレイヤーと経営者、この2つが両輪となって機能しなければ組織は継続しないということ。それさえできれば、どんな事業であってもうまくいくのではないでしょうか。また、従業員の生活が良くなることは、会社が良くなることにつながります。だからこそ当社では、各種お祝い金や保険など、福利厚生にも力を入れてきました。近年、人と接しなくても仕事は成り立つ風潮がありますが、やはりコミュニケーションは大事です。これから社会に出る若い方々も、助け合って成果を上げることができる職場づくりを目指してほしいですね。