創業一代の中小企業の中で、15年でTSR評点が70点を超える企業は多くはないでしょう。コロナ禍以前からリモートワークに注力し、業務に関してほとんど影響は出ませんでした。今でも業績は右肩上がりで成長を続けています。ひとえに社員全員の努力の賜物だと私は思います。弊社は社員が20名、年代は20代後半の若い方が多いです。入社から見守り続けてきた彼らが成長する姿を、また、年収が上がっていく姿を見ていると本当に嬉しい限りです。
もともと弊社には、”社員とその家族の豊かな生活を実現する“というモットーがありますから、その目標を達成し続けられていると私は思っております。弊社の次の目標は、「社員全員を年収1000万円にすること」です。そのために社員たちには「年収2000万円を目標」にさせております。なぜかといいますと、先ほど申しました年収1000万円というのは単に通過点に過ぎず、さらなる成長を目指していくためです。
それから社員には常に考え続けることが大切だと言いきかせております。壁にぶつかるのは当然、だけどそれを越える方法を考え続けること。例えば営業職が苦手な人は、商品を売ろうとするのではなく、相手のためになる提案だと思えばよい。いきなり知らない人に売りつけられたら誰だって嫌な気がしますから。まずは親身になる、そのためには笑顔や清潔感も大事ですよね。事実、弊社としても本当に世の中にとって良いものしか提案しておりません。例えば、緊急地震速報システムやIP無線機は、全国の工場や教育施設に普及することで、より安全が高まります。いつ起こるかわからない自然災害から、人命を守る。その思いで全国に声をかけております。
これから社会に入る若い人たちに伝えたいことは、簡単に諦めずにコツを掴むまで考え続けることを大切にしてほしい、ということです。私も新人の頃、営業が苦手でした。でも諦めずひとつの商材が売れた。その時、考え続けていたから気づきがあった。コツを掴めば営業はより簡単になります。私は”大学は遊ぶところ“という考え方でも良いと思っております。ただ社会に出た時、”本気“になる切り替えが大事なのです。
弊社は近年、本社と東京支社を移転して、広くてリラックスできる空間になりました。働くモチベーションを高く維持することにも役立っています。服装はスーツという決まりもなく、社員は流行のかっこいいファッションで輝いていて、一人で利益をを数千万円も叩き出している社員もざらにいます。そうした先輩たちと常に上を見て張り合い、日本社会を盛り上げ貢献できる人材になってほしいと私は思います。