株式会社クレタ 石亀 一昭
株式会社クレタ 代表取締役

石亀 一昭

Ishigame Kazuaki

氏名
石亀 一昭 (いしがめ かずあき)
生年月日
1956年
趣味
海外旅行、読書、空手、マラソン、スポーツ全般
座右の銘
焦らず、驕らず、高ぶらず
尊敬できる人

社名
株式会社クレタ
本社所在地
北海道苫小牧市字沼ノ端中央1-14-16
資本金
1,500万円
従業員数
91名(パートアルバイト含む)
事業内容
軽届出済未使用車販売店、新車・中古車販売、車検・法定点検、自動車整備全般、鈑金塗装、損害・生命保険、レンタリース
株式会社クレタ 代表取締役

石亀 一昭

Ishigame Kazuaki

想いを貫けば、必ず世界に通じる

北海道・岩内町で育った少年時代、私の心にいつもあったのは「世界中を旅してみたい」という想いでした。高校卒業後、短大の自動車整備科に進学したのも、車が好きだったからというより、日本車が高い評価を受けて各国に輸出されていたことから、自動車業界に「世界」とつながる可能性を感じての選択でした。

短大卒業後は、札幌日産自動車に入社し、入社5年目に社に籍を置いたまま青年海外協力隊に応募。2年間、マレーシアで自動車整備専門学校の立ち上げに関わりました。マレーシアでの経験は、様々な地で生きる人々の生活、とりまく社会、経済などを自動車を通し深掘りする目を養ってくれました。また、海外を見ることで故郷北海道の四季や自然の美しさも、強く感じるようになりました。独立し、自動車販売業をスタートしたのは1998年。当初より考えていたのは、北海道の風土に適した車文化のあり方です。

広い北海道は自動車が生活必需品。雪が深くなることもあり大きく、排気量の多い車を選ぶ人が多いのですが、燃費が良く自然環境に優しい、日本の優れた軽自動車は、普及の余地が大きいはずだと考え、軽に特化した販売店という他にはない業態の構想が固まっていきました。

株式会社クレタ 石亀 一昭

コンセプトが受け入れられ事業は軌道に乗りましたが、企業規模が拡大し新卒社員を採用するようになったことで、新たな社会問題を目の当たりにすることになります。若い社員が奨学金の返済に苦労している現実を知ったのです。北海道は奨学金の利用率が高く、大学進学率は低い。経済的な要因があることは明らかだと感じました。そこで当社は、単に車を売るだけではなく、軽自動車で維持費を節約、教育資金を確保するライフプランの提案など、お客様の人生に寄り添う相談事業を充実させました。その他、整備士を目指す学生への奨学金の設立、販売契約一件ごとに行う自治体や非営利団体への寄付など、北海道の人と自然、産業を次世代に継ぐための社会貢献活動を実践してきました。

私のキャリアを振り返ると、確固たる理念があって道を選んだというより、その時々の興味や想いに忠実に動き、多くの人と出会い、知見を得て、お客様にアウトプットするうちに新たな使命感を見出す、その連続でした。これから社会に出る方々にも、目先の損得ではなく自分自身の純粋な想いを大切にしてほしいと思います。初志貫徹で想いを貫けば、入口がどこでも、必ずその先に広い世界が開け、活躍の場が無限に広がります。ITやAIが発展する現代においても「想い」を持てるのは、人間だけなのです。