株式会社DSK 佐々木 雄太
株式会社DSK 代表取締役会長

佐々木 雄太

Sasaki Yuta

氏名
佐々木 雄太 (ささき ゆうた)
生年月日
1981年
趣味
車・時計
座右の銘
我が道を行く
尊敬できる人
織田信長

社名
株式会社DSK
本社所在地
千葉県市川市高谷2-21-40
資本金
500万円
従業員数
60名
事業内容
総合解体事業
株式会社DSK 代表取締役会長

佐々木 雄太

Sasaki Yuta

日々精進すれば、人はいつか化ける

私は若いころから独立心が強く、「手に職をつけたい」という気持ちをずっと持っていました。そして最初に飛び込んだのが料理の世界です。18歳から約5年間、飲食店やホテルで調理師として働きました。現在と全く異なる業種で人間形成ができたことは、多角的な視点や人格的な幅を得る意味でも非常に良かったと感じています。
その後、23歳の頃に解体工事会社に入社し、建設業界へ。当時の業界は今よりも荒っぽく、「自分はこの世界で生きていって本当に良いのだろうか」という自問自答もありました。しかし、やるからには本物の実力を身に付けなくてはなりません。技術の研鑽は手を抜くことなく、人の倍行ったという自負があります。

それから7年の月日が経ち、仕事の進め方などで上司と衝突、会社を辞めることになりました。「このまま業界を去ろうか」と悩んだ時期が続きましたが、同僚やお客様、また妻に背中を押される形で、自ら創業することを決意したのです。そうした経緯もあり、当社の理念には私が社員として感じていた「こういうトップは嫌だ」「こういう会社が理想だ」という想いを込めました。

大切にしているのは、職人、営業スタッフら全ての従業員がモチベーション高く、力を発揮できる会社であることです。いわゆる「3K」と呼ばれる業界のイメージを払しょくしたいという思いも強く持ち続けてきました。雇用形態や人材育成、福利厚生、支給する作業着や道具に至るまで、働く人の立場で常に物事を考え、社員が仕事に誇りを持てるような環境作りに取り組んでいきたい。これからも全社員に目を配りながら、経営者として、職人として、営業マンとして、マルチな視点で物事を見つめていきたいと考えています。

株式会社DSK 佐々木 雄太

わずか10名で始まった当社も、今や約60名を数えるまでになりました。そんな中、今の若い方々に感じるのは、賢さです。ネット動画などで仕事前に技術を調べて出勤する人も多く、理解も早い。しかしその反面、ダメだと思うと諦めるのも早いように感じます。私が見てきた一昔前の職人の多くは、気性が荒くても芯は強く、厳しくされても決して諦めることはありませんでした。そうした現状にギャップを感じています。命を預かる仕事ですから、時に厳しく接することもあるでしょう。それは期待と愛情があるからこそ。何事にも忍耐力を持って取り組んでほしいと思っています。

いつの時代も、どの世界でも変わらないことは、「継続は力なり」だということです。不器用でも多少覚えが悪くても、日々精進していれば、いつか人は化けます。若い時に手を抜いて仕事をするのはもったいないことです。ビジョンを持って研鑽を積み重ね、継続の先にある飛躍のチャンスをぜひ掴んでほしいですね。