バークレイズ証券株式会社 木曽 健太郎
バークレイズ証券株式会社 代表取締役社長

木曽 健太郎

Kiso Kentaro

氏名
木曽 健太郎 (きそ けんたろう)
生年月日
1967年
趣味
山登り、マラソン
座右の銘
Power of Now
尊敬できる人
小宮隆太郎先生 (東大経済学部時代のゼミの恩師/国際金融経済学者)

社名
バークレイズ証券株式会社
本社所在地
東京都東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
資本金
329億4,510万円
従業員数
約500名
事業内容
金融機関、国際機関、各国政府、事業法人等の顧客に資金調達やリスク管理のソリューションを提供
バークレイズ証券株式会社 代表取締役社長

木曽 健太郎

Kiso Kentaro

自分を客観的に見つめ、いい仲間をつくる

私は幼い頃から集団で遊ぶことが大好きで、スポーツなどに身を投じる際も、良い遊び仲間を集めることからスタートしていました。学生時代には学級委員長や生徒会役員を率先して務め、そうした気質は今でも変わっていません。会社においても自分一人で何かをやるより、同志と一緒に目標を達成する方が圧倒的に楽しむことができます。何事も一人でできる限界が分かっているからこそ、チームの力を総動員する必要性を誰よりも認識し、”どのように周囲の人達のポテンシャルを引き出すか“ということに幼い頃から試行錯誤していました。

バークレイズ証券株式会社 木曽 健太郎

最良の遊び仲間はそれ自体ハイパフォーマー集団です。1+1+1が3ではなく、5にも10にもなるようなハイパフォーマンスチームを作るためには、メンバー一人ひとりから「私はこの環境ならもうちょっといけるぞ」というやる気マインドを引き出さなければなりません。それぞれの立場に立ち、「この人のモチベーションに火をつけるには何が必要か」と常に腐心してきました。

加えて、今自分に見えている課題に関しては、しっかりと当事者意識を持つようにしています。効率を求めて組織、職務が細分化してくると「これは私の仕事の守備範囲じゃない」という態度をとる人が出てくるものですが、私は自分が会社にプラスに貢献できそうなことには積極的に関わるようにしています。私の経験上、そうした前のめりの熱量を持った人たちが集まる多様性に富んだ組織は、侃々諤々の議論はあっても結果的にとても強くなります。互いの仕事に敬意を払うこと、コミュニケーションを密にとること、トップアスリートからいい刺激を受けること、関係者全員が腹落ちするまで何が正しいかを議論すること、それらで会社は確実に良い方向に向かっていきます。そうした職場環境とカルチャーを共に作っていける仲間と一緒に働くことが、今の私のやりがいでもあります。

自分の性格や職務適性を客観的に見つめ、”自分がどんな仲間や環境の下で刺激と緊張を得て一番輝けるか“を理解することは、とても重要なことです。自分の進むべき道が明確になり、毎日の仕事が楽しくなります。待っているだけでなく、自分を成長させてくれる厳しくも良い仲間をぜひ積極的に集め、互いに助け合い、切磋琢磨してください。

また現代においては、ChatGPTを含むAI技術などの新たなサービスやソリューションが日々更新され、社会は常に変革を迫られています。私は、機械的で無味乾燥な繰り返しの仕事は今後はAIに任せ、それによって得られた時間でクリエイティブなわくわくする仕事、リスキリングをすればいいと考えます。これまでも常に、時代の流れによる変化をポジティブに捉えてきました。若い方々も積極的に前進を続け、変革を恐れず、他の世代にも良い影響を与えてほしい。皆さんに大きな期待を寄せています。