医療法人社団勝榮会は、経験や能力に関係なく従業員が挑戦できる環境を整えています。通常2~3年かけて経験するような業務にも、1年目から取り組むことができる仕組みづくりに注力してきました。実際、現在当法人で働いている学生アルバイトの方々は、採用や数百万円単位の契約をアシストする実績を上げているほどです。成長意欲のあるスタッフがチャンスを掴み、その挑戦に対してしっかりとサポートが受けられることが何より大切なことだと考えてきました。
私は幼い頃から重度の喘息に悩まされ、やりたいことができず、たくさんの悔しい思いを経験しています。受験の時期も思うように勉強ができず、3年かけてやっとの思いで医師になることができました。
医師の世界は、学歴や大学の派閥が重視される側面もあるでしょう。どれだけ意欲があっても、チャンスを得ること自体が難しい場合もあるかもしれません。しかし、私が最初に勤務した東京女子医科大学は、努力がしっかりと認められる環境でした。私もその機会を最大限に活かそうと、病院に泊まり込みながら誰よりも努力したと自負しています。
私を評価し、チャンスを与えてくれた上司たちには心から感謝しています。直接恩返しすることは難しいですが、せめて今度は自分がスタッフに同じようなチャンスを提供し、成長のためのステップを用意する番だと考えてきたのです。
大きな仕事を任されることにプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、初めから完璧な結果を求めているわけではありません。私は人が成長する過程で、失敗も重要な経験であると考えているからです。
「叶えたい目標があった」「もっと良い場所をめざしていた」など、悔しい思いをしている学生さんもいるでしょう。私自身も劣等感を抱えながら学生生活を送っていたため、そうした方々の気持ちはよく分かります。だからこそ、かつての私と同じような思いを抱いて欲しくないのです。
当法人はいわゆる「有名企業」ではありません。会社の名前やブランドを重視する学生さんには向かないかもしれませんが、大手企業では得られない貴重な経験を積むことができます。「大手企業の〇〇さん」と呼ばれるのが良いのか、それとも「あの事業を立ち上げた〇〇さん」と呼ばれるのが良いか、あなたはどちらを選びますか?
私が若い方々に求めているのは、素直さだけです。経験や能力は問いません。若いうちに失敗しても、また起き上がり、その失敗を糧に次のステップに繋げていけば良いのです。人生を変えたい、そして誰よりも速く成果を上げて成長したいという思いを持っている方を、これからも私は全力で応援していきたいと思っています。