生活を支えるインフラはさまざまですが、当社では給排水、衛生設備業を営んでおり、いわゆる水道屋の事業を行っております。皆様が日常で使うもののため、お客様とのコミュニケーションは大事にしており、常にベストなものを提案できるよう心掛けています。従業員数は少ないですが、当社の誰が担当しても誇れるような施工をするという理念を従業員と共有しています。そのため私も時々直接現場に赴き、従業員にフィードバックを行っています。いい点は褒め、改善の余地がある課題は見逃さない。そうすることで理念を実現していけると考えています。

私は父が代表を務めていた時期の当社に入社し、キャリアを歩み始めました。最初は目の前の仕事を着実にこなしていくばかりでしたが、徐々に現場だけではなく事務所の仕事にも関わるようになりました。例えば、当時普及しつつあったコンピューターの導入は今後絶対に必要だと感じ、事務を含め包括的に仕事に携わるようにしていたのです。また、業界の変化をキャッチアップするため、新たに登場した材料はホームページや展示会などで調査と研究をしています。当社では仕事に必要な道具などは豊富に取り揃えているので、各依頼に臨機応変に対応しています。さらに、資格取得を目指す従業員の支援もします。実際のところ、当社で働く上で資格取得はマストではありませんが、知識を増やすことも重要です。なので、意欲のある人は積極的に応援していきたいです。振り返ると困難はさまざまありましたが、自分で考えられる最善は尽くしてきました。お客様や従業員のことを考えながら、常にいい方法があると信じて日々仕事に臨んでいます。数ある企業の中から当社を選んで依頼していただくこともありますので、頂いた仕事は全てこなしていきたいと思っています。
仕事をしていく上で私が大事だと思うことは3つあります。まず、能動的に考える力。例えば、図面を元に作業を進めていくことは大事です。しかし同時に、何故そのように作業を進めるか自分の言葉で説明できるよう、自ら考えて業務にあたってほしいのです。次に向上心。どの業界でも、入社したての頃は分からないこともたくさんあるでしょう。その中でも一歩一歩前に進み、成長できるよう学び取る姿勢が大事だと考えています。最後はコミュニケーション能力です。作業現場では同時に他の業者が入ることもあります。その過程でやりとりがうまくいかないと、目指していた完成形に不備が生まれてしまうこともあります。そのため会社内外問わず、コミュニケーション能力は大切なのです。若い方々には一つひとつの過程を大事にし、常によい方法を探していく前向き思考で仕事にあたってほしいです。その積み重ねが胸を張れる仕事へとつながっていくはずです。