株式会社コプロ・ホールディングス 清川 甲介
株式会社コプロ・ホールディングス 代表取締役社長

清川 甲介

Kiyokawa Kosuke

氏名
清川 甲介 (きよかわ こうすけ)
生年月日
1977年
趣味
ゴルフ、筋トレ(週2日)
座右の銘
志事(志をもって事を成す)
尊敬できる人
父、坂本龍馬

社名
株式会社コプロ・ホールディングス
本社所在地
愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12大名古屋ビルヂング25F
資本金
3,000万円
従業員数
5,154名(2025年3月末時点/派遣社員含む)
事業内容
建設エンジニア派遣事業、ITエンジニア派遣事業、機電・半導体エンジニア派遣事業
株式会社コプロ・ホールディングス 代表取締役社長

清川 甲介

Kiyokawa Kosuke

我慢しないなんて、もったいない

ひと昔前と比べると、今は転職しやすい時代です。仕事が大変だから辞める。嫌な上司がいるから辞める。それは決して悪いことではなく、個人の自由です。自分の人生を守るために、やむを得ず退職を選ぶ場面もあるでしょう。

その一方で、転職の自由が広がったからこそ「我慢すること」の価値が見えにくくなっていると感じます。ここでいう我慢とは、ただ苦痛に耐えることではなく、自分を成長させるための大切なプロセスです。

当社は建設業界に特化した人材派遣会社です。建設エンジニア(現場監督)をスーパーゼネコンなどに派遣し、建設現場を支援しています。覚えることが多く、決して楽ではない仕事です。しかし、つらさを乗り越えて経験を積み重ねることで、仕事のおもしろさが見えてきます。職人さんから感謝されたり、同じ会社から「次の現場もお願いしたい」と声をかけてもらえたり…。続けてこそ得られるやりがいがあるのです。それゆえに、技術が身につく前に辞めてしまうのは非常にもったいないと考えています。

株式会社コプロ・ホールディングス 清川 甲介

そこで当社では、建設エンジニアの長期的な成長を全力で後押ししています。その一環として、自社教育施設「監督のタネ 東京研修センター」を運営。建設業界の基礎知識を座学で学べるだけでなく、施設内には本物の現場を再現した“模擬現場”を設置しています。足場の組立や測量機の使用手順などを実際に体験でき、現場の流れを肌で覚えられます。こうした教育環境は業界でも珍しく、未経験者が安心して現場デビューできる強みとなっています。

さらに、現場配属後も無理なく働けるよう「チーム派遣」を推進。各現場に当社の建設エンジニアを一人だけ派遣するのではなく、必ず同じ会社の仲間と複数人で入る仕組みです。初めての現場は、新しい環境や初対面の人との仕事に不安を感じやすいものですが、顔なじみの先輩や同期がそばにいるだけで心強さは格段に違います。わからないことはその場で質問でき、休憩時間も相談しやすい。「一人で現場に放り込まれる不安」を減らすことができます。

私は建設業界で働く「人」が好きです。一見ぶっきらぼうでも、仕事に熱く、困ったときはちゃんと手を差し伸べてくれる。そんな魅力的な人たちが、やりがいを持ち、理想のキャリアを築きながら長く働ける環境をつくること。それが私の使命です。

もちろん、実際に働き始めてから予想外の壁にぶつかることもあるでしょう。「このまま辞めてしまおうか」と思う瞬間もあるかもしれません。そんなときは、入社当初の志を思い出してください。なぜこの仕事を選んだのか、どうしてこの会社に入ろうと思ったのか。原点に立ち返り、あえて我慢を選んだ先には、必ず成長と前進が待っています。