東急リバブル株式会社 小林 俊一
東急リバブル株式会社 代表取締役社長

小林 俊一

Kobayashi Shunichi

氏名
小林 俊一 (こばやし しゅんいち)
生年月日
1964年
趣味
旅行(御朱印集め)、料理
座右の銘
凡事徹底
尊敬できる人
稲盛和夫

社名
東急リバブル株式会社
本社所在地
東京都渋谷区道玄坂1-9-5
資本金
13億9,630万円
従業員数
連結:4,045名(単体:3,928名)
事業内容
不動産仲介業・不動産販売業・不動産販売受託業
東急リバブル株式会社 代表取締役社長

小林 俊一

Kobayashi Shunichi

人は財産、常に感謝を忘れない

時は遡り、大学時代。とある広告に遭遇し、興味と好奇心に突き動かされた私は学生ベンチャーに携わっていました。活動内容はエキストラの受託と派遣。会員登録した学生に電話をかけ、日程の合う人をエキストラとして派遣していました。そして、来たる就職活動。当時はバブル経済の真っ只中でした。私が重視した点は2つあります。一つ目は規模の大きいものを扱うこと。二つ目は仕事に見合った報酬です。そこから導き出されたのが不動産業界だったのです。不動産といえば人生の大きな買い物の一つ。加えて歩合制のため、努力すればするほど報酬がもらえることも動機となり、東急リバブルに入社することになりました。

私は代表取締役就任に至るまで、当社でキャリアを積み上げてきました。一社で長いキャリアを築けた背景には、その時々の上司との出会いが影響したと思います。例えば、トップセラーの方からは営業の秘訣を教えてもらい、相手の話を”聴く力“がいかに重要かを学びました。また、一度だけ会社に異動希望を出して、新入社員含めて5人ほどの小規模な店舗の責任者を任せてもらったこともあります。一人ひとりと向き合う余裕があり、案件もすべて把握できたため、全て自分事として取り組める環境にやりがいを感じました。部下の成長も直に見られますし、充実した期間だったと思います。

東急リバブル株式会社 小林 俊一

不動産業界はインターネットの普及、および情報のオープン化に伴い、情報単独での価値は減少しつつあります。そのような状況で当社が目指していきたいのは、情報に付加価値を付与して提供していくこと。今後は、情報をそのまま横流しにするだけでは市場で通用せず、いかに付加価値を提供できるかが鍵になっていくでしょう。当社の根底にあるのは、お客さまが起点にあるということ。お客さまのために何ができるかを常に考え、満足度を高めていく。そのためには、一人ひとりの社員の努力が成果につながるような仕組みづくりや支援が重要になるのです。当社にとっての財産は人。お客さま起点で事業推進していくと同時に、社員への適切なサポートを行うことで、よりよい循環がつくられると信じています。

現代の若い方々は仕事を生活の一側面として見ているように思います。自分の時間や趣味のために働くという考え方をもつ人も多く、変化を感じます。社会人になると、まだ何も分からない状態で入社することになるため、失敗することもあるでしょう。しかし、それは自然なことです。まずは失敗を恐れず、好奇心をもって挑戦してほしい。また、自分の限界を自分で決めないこと。考え方次第でより上を目指していけるので、果敢に取り組んでみてください。最後に、感謝の気持ち。生きていく上で、自分一人だけでできることは多くありません。いつも家族や仲間に支えられていることを忘れず、前進しつづけてください。