デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社 市川 聡
デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社 代表取締役社長

市川 聡

Ichikawa Satoshi

氏名
市川 聡 (いちかわ さとし)
生年月日
1972年
趣味
ゴルフ
座右の銘
変化対応
尊敬できる人
父(創業者)

社名
デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社
本社所在地
東京都中央区八丁堀4-5-4 FORECAST桜橋5F
資本金
453,156 千円(2024 年 6 月末)
従業員数
1,499 名(単体 1,204 名)(2024 年 6 月末)
事業内容
金融系を中心とした業務システムの開発・運用及び車載を中心とした組込み系の開発・検証。働き方改革、セキュリティ関連の自社プロダクトなど
デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社 代表取締役社長

市川 聡

Ichikawa Satoshi

変化に柔軟に対応することで、IT業界を生き抜く

当社は、業務システムの開発や組み込みシステムの開発・検証などを請け負うシステムインテグレーターとして、進化するIT業界を走り続けてきました。

先代の父は事業規模の拡大を目指し、専門分野に特化した会社を複数設立。ECサイト構築などそれぞれの分野を熟知した社員が、お客様の期待に応えてきました。

その後、これらの会社を子会社化し、吸収合併。以降、当社は複数の事業部門をあたかも独立した会社のように扱う「カンパニー制」を導入しています。得意分野ごとにカンパニーが7つ存在し、金融システムの開発や、お客様が利用するシステムの運用サポートなどを行っています。

このカンパニー制の中核には「社員の声をすくいあげる風通しの良さ」があります。幹部が主体的に社員とコミュニケーションをとり、気軽に意見ができる環境をつくり、現場の声を吸い上げる。日ごろからの密な対話によって「生成AIを導入したい」「業務効率化を図るシステムを作成したい」といった現場の声が、ダイレクトに経営層へと届くのです。

さらにカンパニーごとに裁量があるため、現場の意見をもとにした、迅速なシステム開発と商品化が可能。こうしたスピーディーに意思決定ができる仕組みがあったからこそ、変化の激しい業界でも長年事業を続けてこられたと感じています。

デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社 市川 聡

普段から各カンパニーに顔を出し対話を重ねているため、カンパニーの権限を超える案件も、私まで届くことがあります。例えば、ある社員から「いつか地元の函館に事業所を置き、若手の育成をしたい」と提案がありました。この一言はのちに函館市からの企業誘致まで発展。拠点が増えれば新たな事業展開が叶い、函館市の雇用創出にもつながると判断し、二つ返事で承諾しました。すべての意見を取り入れることは難しいですが、今後もお客様に喜んでもらえるよう、素早い決断を心がけていきます。

昨今、IT業界ではAIの存在感が増しています。だからこそ業界内で生き残るためには、「時代に合わせた対応」が重要です。そのため社員には「3A人材を目指すように」と伝えています。

Aとは「Autonomous(オートノマス)=自ら考えて行動する」「Agility(アジリティ)=変化に柔軟に対応する」「Aggressive(アグレッシブ)=積極的に挑戦する」という3つの姿勢を意味します。3A人材としての姿勢を身につけることで、世の中の流れに敏感になり、新しい発想が生まれるのです。

当社で活躍している若手社員は、情報感度が高く行動が早いです。日進月歩のIT業界では、変化への対応力が強みになります。ITの世界を目指す学生の皆さんには、ぜひ3A人材として輝いてほしいです。皆さんの挑戦が、この業界に新風を吹き込むことを楽しみにしています。