株式会社キャピタル・アセット・プランニング 北山 雅一
株式会社キャピタル・アセット・プランニング 代表取締役

北山 雅一

Kitayama Masaichi

氏名
北山 雅一 (きたやま まさいち)
生年月日
1957年
趣味
テニス
座右の銘
The sooner, the better
尊敬できる人
ビル・ゲイツ、ウィリアム・シャープ

社名
株式会社キャピタル・アセット・プランニング
本社所在地
大阪市北区堂島2丁目4番27号JRWD堂島タワー6F
資本金
948百万円(2025年3月31日現在)
従業員数
360名(連結、2025年3月31日現在)
事業内容
FTとITの統合による金融機関のDX支援
株式会社キャピタル・アセット・プランニング 代表取締役

北山 雅一

Kitayama Masaichi

破壊的イノベーターであれ

1990年4月の設立以来、当社はFT(金融工学)とIT(情報工学)を統合したFinTech(フィンテック)により、金融業界のデジタルトランスフォーメーションを支援してきました。金融業界とIT領域、この2つはどちらも変化が多く、激しい波が押し寄せることも。そのような中、現在当社は2つのテクノロジーを活用しながら事業を展開しています。

1つ目は生成AI。学習した膨大なデータを基に、傾向やパターンを捉え、新たなアウトプットを生成するテクノロジーです。

2つ目はAPI。これはシステム同士を連結させる窓口のようなもので、データや機能の連携を叶えてくれるもの。当社が目指していきたいのは、資産運用や相続財産承継に生成AIを活用し、そして複数のシステムをAPIで連携していくということです。

この取り組みは、アセットマネジメント業界と税理士業界の中に、FinTechの可能性を広げ、革新をもたらすと信じています。そのためには、新たな技術や知識を常に学ぶことが鍵になります。

株式会社キャピタル・アセット・プランニング 北山 雅一

新しい技術や知識を学ぶとき、若い世代が持っている情報や使い方はとても役立ちます。年上の私たちも、若者の意見に耳を傾けることが欠かせません。リモートワークややオンライン会議、ゲーム制作など、彼らは新しいツールやテクノロジーを私たちよりも素早く使いこなすだけでなく、そこから新しい仕組みやビジネスをも生み出すこともできます。さらに、生成AIのような新しい技術も、年下の人のほうが具体的な活用法を知っていることが多いのです。私自身も、彼らの操作や工夫を見ながら学び、サイエンティフィックでありアーティスティックなプロダクトが必須と考えています。

ただ、若い世代には一つだけ足りないものがあります。それは、戦略を立てて実行する力です。

つまり新しい技術を「何のために」「どう使えば社会に貢献できるか」という視点が必要だということです。これは経験不足ゆえに生まれる苦労であり、ごく自然なことです。伝統の継承と革新の融合こそが重要と言えます。

コロナ禍は、従来の常識を大きく塗り替えました。しかし、新しい常識が生まれる過渡期にいたこと自体が、若い世代の強みでもあります。固定観念に縛られず、社会人生活をスタートできるからです。以前のやり方で成功した人が、今も同じように通用するとは限らない。生成AIとAPIの時代は、スタートラインは皆ほぼ同じなのです。

だからこそ、若い皆さんには常識を塗り替える「破壊的イノベーター」を目指してほしいと思います。若いうちの柔軟性は大きな武器です。仮説と検証を繰り返し、成功をつかみ取れる回数が年長者より多くあるのです。